「千寿白拍子」の酒名は、源平の戦乱の世に当代一の白拍子(舞姫)といわれた千寿が地元に残した悲しい恋物語に由来します。
駿河国手越(静岡県静岡市)出身の千寿は源頼朝がかかえた12人の白拍子のうちでもひときわ美しい舞姫で、頼朝の意を受けて、戦乱で捕虜となり死を目前にした平清盛の五男、重衡の世話を命じられました。二人は出会ったその日から恋に落ち、重衡の死後、わずか21歳で千寿は尼となって遠江国豊田郡(静岡県磐田市)で彼の菩提を弔いました。
しかし天竜川の雄々しい流れを見ては、重衡を想う日々が続き、やがて恋慕の余り、彼女もまた若くしてこの世を去ったということです。
絶世の美女のこの純粋で一途な恋に、天竜川伏流水で醸す淡麗の酒質を重ねあわせて、当蔵の酒に「千寿白拍子」と命名いたしました。
お酒は20歳になってから。妊娠中・授乳期の飲酒は控えましょう。
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